〒243-0303 
神奈川県愛甲郡愛川町中津756-3  2階

専用駐車場あり(510水産駐車場)

受付時間

10:00~18:00
定休日:日曜・土曜・祝日

お気軽にお問合せ・ご相談ください

046-281-7107

相続登記義務化で相模原市の不動産売却はどう変わる?

2024年4月から「相続登記の義務化」が正式にスタートしました。
これにより、相続で取得した不動産の名義変更(相続登記)を 3年以内に行うことが法律で義務付けられ、怠ると過料(罰金)の対象にもなります。

 

相模原市では、相続をきっかけに売却される築古戸建や空き家が多く、
この義務化の影響を受けるケースが急増しています。

 

この記事では、相続登記義務化の内容と罰則、実務で何が変わるのか、さらに 相模原市で相続した不動産を売却する際に注意すべきポイント を専門家視点でわかりやすく解説します。

相続登記義務化とは?(2024年4月施行)

相続登記義務化は、法務省が進める「所有者不明土地問題」解消のための制度です。

義務内容

  • 相続を知った日から3年以内に相続登記を申請すること

  • 相続人の話し合い(遺産分割)が終わっていなくても、
    「相続人申告登記」で最低限の義務を果たせます。

適用されるケース

  • 戸建、土地、区分マンション

  • 相続発生時点では不要だったが、2024年4月以降は義務化対象

登記をしないまま放置すると、さまざまなリスクが発生します。

相続登記をしないとどうなる?罰則(過料)のポイント

義務化の大きな特徴は、罰則(過料)が導入されたことです。

過料(罰金)の金額

相続不動産の売却には、通常の売却より多くの書類が必要になります。

相続登記を怠った場合
10万円以下の過料(行政罰)が科される可能性あり)

これは故意・重大な過失があると判断された場合に適用されます。

売却ができなくなる

登記簿上の名義=亡くなった方のままでは、

  • 売買契約

  • 住宅ローン手続き

  • 測量・境界確認

    など、売却に必要な手続きが一切できません。

 

相模原市では「名義が変わっていない」「相続人が不明」などの理由で
売却が遅れるケースが多発しています。

相続人が増え、手続きが複雑化する

放置すると、次の世代の相続が発生し、相続人が倍増することがあります。

たとえば
1世代目 → 相続人3名
2世代目 → その子ども3名ずつ → 最大9名の所有権に増加

 

相模原市の空き家相談でも相続人を調査してみると複数の相続人が未登記であることが非常に多く発生するケースです。

相続登記義務化で「相模原市の不動産売却」は何が変わるのか?

義務化によって売却プロセスが大きく変化した部分を整理します。

① 売却前に必ず相続登記を済ませる必要がある

以前は、売却タイミングで相続登記を行うケースが多かったですが、義務化により「後回し」ができなくなりました。

 

相模原市では、空き家・築古戸建の相続が多く、
売却の入口が“相続登記”になるケースが増加しています。

② 司法書士への相談が増加、手続き期間も長期化傾向

2024年以降、全国的に相談件数が急増しており、相模原市(相模原法務局管内)でも申請件数が増えています。

相続登記完了まで
2〜6週間程度

相続内容が複雑な場合
数ヶ月かかることも

売却開始前にスケジュールを組む必要があります。

③ 相続人が不明な状態は売却不可・時間がかかる

「音信不通の相続人がいる」「連絡が取れない」
といったケースは、売却できるようになるまで時間がかかります。

司法書士のサポートが必要となる場合もあります。

④ 空き家対策特措法との関係が深まった

 

相続登記を放置し、空き家の管理を怠ると、
「特定空家」に指定され、固定資産税が最大 6倍 になるケースも。

相模原市でも指定事例が増えており、
義務化との関連性は非常に強いと言えます。

相続登記に必要な書類と流れ(相模原市向け)

相続登記は次のステップで進めます。

Step1:相続人を確定する

以下の書類を取得します。

  • 被相続人の出生〜死亡までの戸籍

  • 相続人全員の戸籍

  • 相続関係説明図

Step2:遺産分割協議書を作成

相続人全員の意思を統一し、誰が不動産を相続するか決定する。

Step3:登記申請

法務局(相模原法務局)へ申請します。
費用は以下が目安になります。
詳細は司法書士に確認してください。

  • 司法書士費用:6〜12万円

  • 登録免許税:不動産評価額 × 0.4%

Step4:売却準備へ進む

登記後に査定 → 売却活動という流れになります。

相模原市で相続登記をスムーズに進めるコツ

相続登記の義務化により、次のポイントを押さえることが重要です。

 

✔ ① 書類収集を早めに開始する

戸籍収集は1週間〜数週間かかることがあります。
 


✔ ② 相続人全員と早めに話し合う

意見がまとまらないと登記も売却も進みません。

 


✔ ③ 相続不動産の専門家に相談する

築古・空き家は、査定や売却戦略にも専門知識が必要です。

相続登記義務化と売却の “よくある質問”

Q:相続登記前に査定はできる?

➡ 可能です。ただし売却契約はできません。
 

Q:遺産分割協議がまとまらない場合どうする?

➡ 家庭裁判所で「調停」を行うこともあります。
 

Q:相続登記後すぐ売却できる?

➡ 可能です。相続登記が完了すれば問題はありません。

まとめ|相続登記義務化で準備が売却成功を左右する

相続登記義務化により、相続不動産の売却において「事前準備」が
これまで以上に重要になりました。

特に相模原市では、

  • 相続をきっかけに売りに出る築古物件が多い

  • 相続人が複数にわたるケースが非常に多い

  • 空き家期間が長い物件が多く劣化しやすい

    という地域特性があり、
    売却前の準備にかかる時間は通常の売却より長くなりがちです。

専門家の視点からまとめると、義務化時代の売却成功の鍵は次の3点です:

  1. 相続登記を早期に行い、名義を明確にすること

  2. 相続人間での意思決定を迅速に進めること

  3. 相続・築古・空き家に強い不動産会社を選ぶこと


この3つを押さえておけば、相続不動産の売却はスムーズに進み、
本来得られるべき価格で売却できる可能性が高まります。

 

相続登記義務化は「負担」ではなく、
不動産の価値を守り、適正に売却するための重要なステップです。

お気軽にお問合せ・ご相談ください

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
046-281-7107
受付時間
10:00~18:00
定休日
土曜・日曜・祝日


お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

046-281-7107

フォームでのお問合せ・相談予約は24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

株式会社キューブ

住所

〒243-0303神奈川県愛甲郡愛川町中津756-3 2階

アクセス

専用駐車場あり

受付時間

10:00~18:00

定休日

土曜・日曜・祝日